株式用語動画解説

株初心者が必ず知っておきたい重要株用語7つの動画解説

解説:その1 EPS

EPSとは1株あたりの利益のこと。EPSの計算式は当期純利益÷発行済み株式総数で求めることができる。

解説:その2 PER

PERとは株の割安感を知る一番代表的な指標。

業界によってPERが変わってくる。

また、PERそのもので割安か割高かは判断できない。過去のPERか業界の平均と比べて割高か割安かを判断する。例えばソニーの過去5年くらいのPERがどうなっているか。自動車ならトヨタとホンダと日産とマツダ、業界の平均PERを比べて判断する。商社や銀行はずっとPERが低いのでもはやそれは割安ではない。

解説:その3 PBR

PBRとは株の割高割安を知る指標。PER=株価÷1株あたりの純資産(BPS)

PERが収益で見るのに対してPBRは資産で見る。理論上、PBR1倍以下は買った瞬間お得。PERの方が重要度は高い。

解説:その4 「ROE」

ROEとは自己資本でどれだけ利益を出しているかが分かる指標。

ROE=当期純利益÷自己資本×100

ROEが10%以上で優良企業。ROEが高い方が収益力が高い。海外投資家は高ROE株を好む。銀行業は他人資本がほとんどで自己資本が小さいので見た目のROEが高くなる。高ROEは優良企業が多いのは事実だが、借金が多いとROEが高くなる(高く見える)のでROEだけ見てもだめである。ただ、ROEは重要。

解説:その5 「ROA」

ROAとは総資産でどれだけ利益が生み出しているかが分かる指標。

ROA=当期純利益÷総資産×100

ROAが5%以上で優良企業。ROEとセットで見る指標。

解説:その6 「貸借対照表」

自己資本=純資産とは、返す必要ないお金。株主から集めたお金や利益剰余金。他人資本=負債とは返す必要があるお金。支払手形、買掛金、長期借入金など。貸借対照表とは企業の財務状況が分かる。

解説:その7 「損益計算書」

損益計算書はPLとも言われ、企業の収益構造が分かる。売上高があり、売上高から売上原価を引いて売上総利益が残り、その売上総利益から販管費(広告宣伝費、人件費)を引き、残るのが営業利益。そこに営業外での利益や損失を足したり引いたりして残ったのが経常利益。営業外にあたるのが為替の利益や損失、助成金、不動産収益など。経常利益から特別損失を引いて税引き前当期純利益が出て、そこから法人税等を差し引いて最終的に残るのが当期純利益。売上高営業利益率が高い会社は優良企業が多い。それはなぜかと言うと、それだけ利益を残していても価格競争力がある。逆に利益率が低い会社というのはどこにでもある商品を扱っている。世界で1社しかない技術を持っていればどれだけ高かろうとその会社から買うしかないので、必然的に利益率も高くなる。例えば日本の半導体の会社は利益率が高い傾向にある。IT企業と製造業の利益率を比べても意味がないので、業界の平均やライバル会社と比べる必要がある。