株式投資用語集 サ行

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サ行から始まる用語

裁定取引(アービトラージ)

属性の似た商品同士や現物・先物などで、異なる市場間での価格差の歪みを利用して、割高を売り割安を買うなどのして利ザヤを抜く投資手法。日経225と225先物に価格の差異があまりないのは、225先物主導で上がってる際に、225先物を売って、225の現物を買いその利鞘を抜く裁定取引業者の動きがあるから。

酒田五法

江戸時代に出羽国出身の相場師本間宗久によって考案されたテクニカル分析手法。主要な5つ(三山、三川、三空、三兵、三法)のローソク足のチャートパターンによって相場の転換点を予測する。

先物主導

株式市場、特に日経225において、先物市場から値動きが起こり、現物がそれに追随する現象。先物市場の多くは外国人投資家や機関で、それらの大口が短期で投機的な動きをする際に先物を売買するのでそのような現象が起こる。

サーキットブレーカー

先物取引において、短時間に一方向に過度な価格変動が起きた際、一時的に取引停止にする制度。1987年のブラックマンデーをきっかけに生まれた。

サスティナビリティ

持続可能性の意味。環境保護・社会開発・経済開発を将来も価値を失うことなく継続できることを目指すための取り組み。

サポートライン

株価や為替の価格において、過去に何度も止まっているライン。ここに買いの損切り注文が溜まっているため、このラインが破られると値段の下落が加速しやすい。

サヤ寄せ

値段の差がだんだんなくなっていくこと。例えば、TOB価格に市場価格が近づいていく場合など。

仕組債

スワップやオプションなどのデリバティブを複雑に組み合わせ、一般的な債権よりも高い利回りを設定している金融商品。販売側の証券会社にとっては利益の高い商品となっていることが多い。

シクリカル

回復→拡大→後退→悪化という循環サイクルをたどった景気変動のこと。シクリカル株とは、その循環による景気動向によって株価が変動する株。鉄鋼、非鉄、化学、石油、石炭、海運、空運など。

しこり

過去に高値でつかんだ株で、売る機会がなく、含み損のまま身動きが取れなくなってしまった株。しこり玉。しこりが多い価格帯は中々突破できない。

自己資本

企業の資本金と利益余剰金を足したもの。

事業再生ADR

巨額の債務を持ち、経営が困難になった企業のためにできた制度で、経済産業省の認定を受けた第三者が債務者との間に入り、債権者との相談の元、事業再建を目指すための制度。民事再生法と違い、上場廃止の事由にはあたらない。

仕手株

大口が大きな資金で意図的に株価を吊り上げるなどの操作をする株の総称。

仕手師

仕手株を短期間で相場操縦や風説の流布などで、高額に吊り上げる集団のこと。仕手筋。

ジム・ロジャーズ

アメリカの投資家。株・通貨・ロング&ショートによる投資・投機手法を用いたヘッジファンドの先駆者。ジョージ・ソロスと共にクォンタム・ファンドを設立する。

修正資産

清算価値に対して、受取手形や棚卸資産や投資などが実際帳簿価格で現金化できるとは限らない。それらを売れる価格に修正したものが修正資産。

ジャクソンホール会議

アメリカのカンザスシティー連邦準備銀行がワイオミング州のジャクソンホールにて毎年8月に開く経済シンポジウム。各国の中央銀行の首脳や経済学者などの要人が集まる。毎年この会議でFRB議長が今後の経済の方向性や政策金利にいて発言し、それが金融市場の潮目となる場合があるため、議長の発言は市場からは特に注目される。過去には2012年にバーナンキ議長がQE3(量的緩和第3弾)を示唆した。

証券自己

証券会社が自身の利益を目的に自己資金で株や債権の取引・運用をすること。ちなみに、投資主体別売買動向の証券自己は日本の証券会社だけで、国外の証券会社は含まれない。

ジョージ・ソロス

ハンガリー系ユダヤ人の投資家。グローバルマクロ戦術を用いて、1992年にポンド通貨危機を引き起こして巨額の利益を上げる。ジム・ロジャーズと共にクォンタム・ファンドを設立する。

新値

過去の高値や安値を更新した株の値段のこと。

新値三本足

テクニカルの一種で、チャートに時間の概念がなく、高値安値を更新した時ののみ次の足を加えていく手法。直近3本の陽線の安値を更新した時に次の陰線を引く。逆に直近3本の陰線の高値を更新した時に次の陽線を引く。3本足が陽転した時が買い、陰転した時が売りシグナルとなる。

信用評価損益率

信用取引を行なっている投資家の株の評価損益がどの程度かを表す指標。相場の天井・底入れの目安とされ、-5%〜-3%で天井付近、-10%で追証ライン、-15%付近から大底と言われている。

水星逆光

水星が地球から見て、本来動いている方向の逆に進んでいるように見える現象。年に3回ほど、3週間くらい起きる。これは地球の公転軌道より水星が内側を公転しており水星の方が速く公転しているため、位置関係により逆に進んでいるように見えるためである。アノマリーとして投資家に広く知られており、それが投資家心理に影響を与え、この期間中は株価の重要な高値・安値などを迎える重要な局面が多いとされる。

ストップ高・ストップ安

1日の制限値幅の上限まで株が買われる(売られる)こと。また、2連続ストップ高またはストップ安になり、出来高が0の場合、その翌日値幅制限が4倍に拡大される。

100円未満=30円

200円未満=50円

500円未満=80円

700円未満=100円

1000円未満=150円

1500円未満=300円

2000円未満=400円

3000円未満=500円

5000円未満=700円

7000円未満=1000円

10000円未満=1500円

15000円未満=3000円

20000円未満=4000円

ストラテジックキャピタル

もの言う株主、日本の投資ファンド。旧村上ファンドの丸木強氏が社長。

スプレッド

売値(Bid)と買値(Ask)の価格差。単に証券や通貨の価格差、利回り差のことを指す場合もある。

スワップポイント(FX)

2国間の通貨の金利差による金利差調整分。買いと売りで、金利が低い通貨を保持している方が、金利の高い通貨を保持している方へ支払う。FX業者営業日の午前7時(アメリカサマータイム中は午前6時)に付与される。

清算価値

会社の資産を全て売却して、負債を差し引いて残る価値のこと。PBR1倍の状態。

生産者物価指数(PPI)

生産者が販売した製品や原材料などの販売価格の変動を表した経済指標。

整理銘柄

上場廃止基準に該当し、上場廃止が決定した銘柄。指定されると、上場廃止までに1ヶ月の猶予が与えられる。

総会屋

企業の株主総会が荒れた時に、間に入って企業側に金品を要求する反社会性勢力。

ソフトランディング

GDP成長がマイナスにならずに、インフレ率抑制に成功すること。